2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

里親委託された子どもの2割が不調を原因に解除とされている問題に関して(補足)

先日投稿した里親不調に関する記事について。引用元の報道記事についてもうひとつ引っかかったところがあたので補足です。 kiwi250r.hatenablog.com "虐待で傷つき、不安定になる子どもが多いことなどが背景にあるとみられる" こうした背景も確かにあると思…

【勉強会】神奈川県弁護士会 社会的養護アフターケアに関する勉強会

本日は神奈川県弁護士会の勉強会にお呼ばれされて、神奈川県のアフターケア事業所であるあすなろサポートステーション所長の福本さんと一緒に登壇。 現在、神奈川県、千葉県(&千葉市)の社会的養護自立支援事業受託のアフターケア事業所の相談員弁護士とし…

里親委託された子どもの2割が不調を原因に解除とされている問題に関して

これも難しい問題。明るみになっているもので2割。一般家庭同様潜在化しやすいことを考えれば潜在的にはもっとあると見られる。 アフターケア現場で接する若者の中には里親家庭でつらい経験をしていて、かつ閉鎖的環境ゆえに相談もできず耐え続けてきたとい…

【クラウドファンディング】「社会的養護のアフターケア」のハンドブックを作り、全国の支援者と分かち合いたい!

役員を務めているアフターケア事業全国ネットワーク「えんじゅ」のクラウドファンディングをはじめます。 全国のアフターケア事業所が積み上げてきた実践のノウハウをハンドブックにまとめました。少しでもたくさんの人に届けられるように、是非応援してくだ…

専門職大学院での実践研究報告会を終えて

専門職大学院での最終実践研究報告会終了。これで大学院での行事は修了式を除いてすべて終了となります。 コロナ禍の影響で結局キャンパスに通ったのは一度だけだったりして、本来なら対面での濃密な時間が過ごせなかったのは心残りですがそれでもとても学び…

【研修講師】静岡県社会福祉協議会「福祉的支援を必要とする人への経済的支援」

先日は静岡県社会福祉協議会主催で生活困窮者支援をされているソーシャルワーカーを対象とした債務整理とソーシャルワークをテーマにセミナー講師を務めさせて頂きました。 債務整理とソーシャルワークは「弁護士とソーシャルワーカーの協働を考える会」とし…

【研修講師】千葉県児童福祉施設等基幹的職員研修「子どもの権利擁護について考える」

本日は千葉県内の児童養護施設等の基幹的職員(スーパーバイザー)研修の講師を務めさせて頂きました。研修のテーマは「子どもの権利擁護について考える」。 新しい社会的養育ビジョン等に前後して家庭養育や家庭的養育の重要性がうたわれるようになりました…

【寄稿】『こころの科学』222号 こころの現場から〜非行少年たちの行く末に思いを馳せる〜

今回も『こころの科学』222号の『こころの現場から』にエッセイを寄稿させて頂きました。今回の題目は『非行少年たちの行く末に思いを馳せる』。 弁護士としての子どもの権利擁護に関する取組のひとつとして少年事件の付添人活動があります。そんな付添人活…

【宣伝】NPO法人チャイボラ主催 社会的養護施設職員向け研修会『アフターケアの連携と協働』

社会的養護の施設職員向けのサポート活動をされているNPO法人チャイボラさんの研修会のご案内です。 私の所属先のひとつである神奈川県社会的養護自立支援事業所のあすなろサポートステーションの立場で所長の福本さん、守屋さんと一緒に登壇します。 僕から…

弁護士が受けた100万回の殺害予告ー突然訪れる危機を回避する方法ー

弁護士ドットコムのセミナー。ネットを悪用した業務妨害被害を受けた弁護士の唐澤先生と不当大量懲戒請求被害の北先生が講師。昨年同じく業務妨害被害を受けた身としては他人事とは思えない内容なので即効申込みをしました。 弁護士は業務の性質上、事件の相…

【宣伝】弁護士とソーシャルワーカーの協働事例〜ミクロからマクロへ〜 by弁護士とソーシャルワーカーの協働を考える会

弁護士とソーシャルワーカーの協働を考える会のオンライン勉強会のお知らせです。 今回は、子ども家庭福祉領域で活躍されている弁護士、ソーシャルワーカーをお呼びしてオンラインでの勉強会を開催させていただきます。 ミクロレベルの実践協働からメゾレベ…

児童福祉法の支援対象「18歳上限」撤廃のニュースについてのモヤモヤ

先日も投稿した児童福祉法の支援対象18歳上限撤廃に関する報道について。 僕としても朗報だしあまり水を指すようなことは言いたくなかったけれど、その一方で世の中の盛り上がり方を見ていてどこか引っかかるというかモヤモヤを感じる部分も残る。 18歳以降…