一時保護を経験した若者と職員さん達の再会と語りの会

仲間たちと密かに準備をしてきた児童相談所の一時保護所をより良い場所にするための会。その記念すべき第一回目が開催。

保護所の改善のため現場で尽力されてきた職員の方々の想いを聴く。そして実際にそうした保護所で生活をした経験のあるOB、OGの若者達の語りを聴く。

若者達の登壇は当初予定にはなかったけれどねじ込みました。子どものことを話し合うならその場に子どもがいないと。そして何より「再会」の機会をつくりたかった。

保護所の職員さんは基本的に関わる子のその後を知る機会はない。職員さんはその後をいつも気にかけている。だからこそ色々ありながらも元気に生きている姿を見せたかった。

若者達としても保護所にいた頃は伝えられなかった感謝の気持ちがある。子どもにとっても保護所の職員さん達と過ごす時間は傷ついた子ども達が大人を信じても良いと思える時間であり、決して空白にはできないかけがえのない時間。

若者達と当時を振り返り思い出話で盛り上がる。若者達が当時一番嬉しかったことは職員さんの何気ない気遣い、そして根気よく話を聞き続けてくれたこと。

アドボカシーに関して色々な仕組みや技法が議論されているけれど子どもからすると結局は人。大事なのはどれだけ時間を割いて話を聞いてくれるかどうか。ではそうした人を支えていくためにできるこたは何。それは次回以降の宿題となりました。

会の終了後は若者達と焼肉で打ち上げ。参加した職員さんからも「感動の再会」で嬉しくて眠れなさそうと感想を頂きやってよかったなと思いました。