若者の語りをお手伝いする

東京都某区の子ども家庭福祉に携わる行政職員さん向け研修会に登壇。ただし、今回の主役は若者で僕は若者の付き人兼アドボケイト役。

僕も日頃、研修会等で若者の声を代弁してきたけれど、若者本人が自ら言葉にする語りには到底及ばない。横でその語りを聞きながら僕自身改めて色々なことを考えさせられました。

壇上で堂々と話す姿からは想像もつかないかもしれないけれど、若者がそうして言葉にして語ることは容易なことではない。語りたくてもうまく言葉にできなかったり、逆に語りすぎてしまって意図せず相手や自分を傷つけてしまうこともある。

当事者の語り。それは行政の支援者にとってはときに耳の痛い、突き刺さる話かもしれない。若者本人も傷つけたいわけではないし、それどころか感謝の気持ちも伝えたいと思っている。

本人が自分の言葉で安心安全に語れて、聴く側の人達にも伝えたいことが伝わるようにお手伝いするのもアドボケイトの大事な役割。こうした場面でのアドボカシー活動も悪くないな。そんな感想を持ちました。