コロナ禍における子どもの居場所〜私たちがやってきた事と、これから〜

ちば子ども虐待防止研究会のオンラインシンポジウム。50名以上の方にご参加頂き盛会のうちに終わりました。
今回の企画の狙いのひとつがケアワークの現場の声を直接届けることでした。
コロナ禍の中で医療や高齢者施設等の現場の過酷な現状が報じられ注目を集めましたが、子どもの支援の現場の声が取り上げられることが少なかったと想います。
保育園、学童保育フリースクール児童養護施設を始め、子どもたちの日常生活を支える現場の方々。子どもたちと最も近い立ち位置で日々関わられている現場の方々によるフォーマルアドボカシーは子どもの権利保障、意見表明権保障の中核を担っています。
そうしたケアワークの現場の方々がこれまで続けてきたきたことがコロナ禍により脅かされ、どのようなことで悩み、苦しみ、それでもどのような想いで『子どもたちの日常』を守るために続けてこられたのか。そうした現場の声や実践の意義を有識者や研究者が代弁するのではなく、現場の方に直接発信して頂き、広く触れて頂く機会を設けることができてよかったです。
共通するような悩みもあれば、各現場や地域毎の性質の差異が顕著にあらわれた悩みもあったり、それでいてでも子どものために続けなければという根っこの想いはみんな一緒だったり。想いを共有したうえで各現場、地域でできることを改めてみんなで一緒に考えていく機会になると良いなぁと思います。
子ども達の最も近い立場で関わる現場の声を伝える機会をつくる。これが今の僕がやるべきアドボカシー活動なのかなと思ったり。
 
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