【研修】認定NPO法人PIECES CforCプログラム2021

子どもの孤立に取り組む認定NPO法人PIECESさんが実施しているCforCプログラムの講師を今年も務めさせて頂きました。

PIECESさんは、子どもはこういうものだとか、子どもにこう関わるべきだといったわかりやすさ、明快さよりも、わかりにく言語化しにくい「余白」部分を大事にされています。

CforCプログラムはそうした「余白」を大事にしながら地域で子どどもと関わる市民育成を目的としたものです。受講される方々も専門職の方から市民の方まで幅広いですが皆さんとても素敵な感性をお持ちで、こうした人達が市民後見人や市民アドボカシーの担い手になるのが理想だなと感じています。

僕のお話のテーマは「子ども・若者にとっての“支援”を紐解く~公的支援の立場から見る“非専門職”の可能性~」。

専門職の立場から専門職の意義に触れつつも専門職の限界や自分自身専門職の鎧を脱ぎたがっていること、子どもと関わる上での市民性の意義などについて日々感じていることをお話しました。

特別な人になろうとする必要はない。普通の人でいい。特別かどうかはその子どもが決めること。もっと肩の力を抜いて。ただのオタクでもいいじゃないか。地域の大人が無理をしない、自然体で、生きやすく、そして仲良く。

講師という立場ではありましたが、受講生の方々の質問や感想コメントを聞いていて改めて専門職と市民の境界はどこにあるのだろうかとか、市民性が大事と言いつつも専門職の役割を重んじていること、その責任の在り方に悩み続けていることなど僕自身、新たな気づきを頂き、エンパワメントされました。こういう取組も千葉で広げていきたいなぁ。

次年度もプログラム開催されるようですのでもしご興味持たれた方はアクセスしてみてください。

www.pieces.tokyo