弁護士が受けた100万回の殺害予告ー突然訪れる危機を回避する方法ー

弁護士ドットコムのセミナー。ネットを悪用した業務妨害被害を受けた弁護士の唐澤先生と不当大量懲戒請求被害の北先生が講師。昨年同じく業務妨害被害を受けた身としては他人事とは思えない内容なので即効申込みをしました。
弁護士は業務の性質上、事件の相手方や利害関係者から恨みを買うようなことが少なくありません。そしてそうした人たちからデマや悪評を流される等して業務妨害被害にあうことも。
近年ではその手口も巧妙化していてネットやSNSを悪用して巧妙に作り込んだデマを流したり、わざと特定のコミュニティに属する人たちを触発させるような形で拡散、炎上、攻撃を焚き付けたりするような行動がみられるようになりました。
唐澤先生や北先生が受けたのはまさにそのような形で起きた事件です。僕が受けたのもまさにそうした経緯の中で受任事件の利害関係者らによって引き起こされた事件でした。
この問題の難しさは事情を知らない人からすると何が起こっているのかがよくわからないし、ともすればその弁護士が何か悪いことをしたかのように誤信しかねない怖さがあります。
また、そうした業務妨害による影響は計り知れなくて、いわれのないことだとわかっていても、被害が広がるのはしんどいことですし、それに対応を余儀なくされることで神経すり減らします。
ある程度ネットやSNSに精通しているとすぐにその異常さは理解できるのですが、そうでないと同じ弁護士ですら事実関係を誤認することもあり、酷い場合には弁護士までもが加害する側に加担してしまうことも残念ながら起きています。
残念ながらここ最近は弁護士がこうした場外乱闘をしかけられる事件が増えているように想います。同業の皆さんもこういう事象が引き起こされていること、そして自分がいつ被害者や加害者になるかもわからないということを知っておく必要があると思います。