社会的養護の対象、当事者とはどこまで含めて考えるべきなのか

社会的養護の対象、当事者とはどこまで含めて考えるべきなのか。
児童養護施設や里親家庭出身の子どもだけ?
一時保護歴があるけれど家庭復帰した子どもは?
児童福祉から少年司法、更生保護に進んでいった子どもは?
公の支援を拒み夜の街で生き抜く道を選んだ子どもは?
福祉ではなく医療に関わり社会入院を繰り返してきた子どもは?
虐待や不適切な養育環境にいながらも児童福祉の網にかかることがないまま子ども時代を生き抜いてきた若者、大人は?
新しい社会的養育のビジョンやら八策やらで社会的養護に関心が高まること自体は喜ばしいことだけれど、議論の枠組みが凝り固まってはいないか、議論の対象からはじめから除外してしまっている存在はいないか。
そうした存在に少しでも想い馳せてかえって欲しい。そうした存在の排除を強めるような形にだけはならないようにしてほしい。