12月に開催される日本子ども虐待防止学会ちば大会のプレイベント企画を行いました。児童虐待対応に関する多職種連携をテーマにした福祉、保健、教育、医療、司法、行政等の各分野の実務者向けイベントです。
多機関連携が必要ということは様々な文脈で言われていますが実際には連携がなかなかうまく進みません。同じ福祉領域の中でも例えば児童相談所と児童養護施設との間ですら互いの実情があまり理解されておらず、他分野との関係でいえばますます大きな溝があるのが現実。
そこでこのプレイベントではワールドカフェ形式を採用して参加者同士で交流、対話をしてもらいお互いの仕事を理解して悩みを共有して「顔の見える関係づくり」を目的としました。
本当にうまくいくのか不安も大きかったのですが、参加された方々皆さんとても穏やかかつ和気藹々とした雰囲気でイベントを楽しまれていました。こんなに楽しくて晴れやかな気持ちになれたイベントは久しぶりかもしれない。アンケートの結果も大変好評で嬉しい限りです。約１年かけて準備をしてきた甲斐がありました。この勢いで１２月の本大会の方も成功させたいと思います。
実務者のニーズにも非常にマッチしている内容、形態であることがわかったので今回だけで終ることなく今後も同じような形でイベントを開催していけたら良いなと思いました。
唯一残念だったのは司法側の参加者が少なかったこと。司法側の関心がまだまだ低いのが実情なんだなと。司法が他分野の実務者と現場レベルで顔の見える関係づくりがしていけるようにするための働きかけをもっと考えていかないとな。
