【研修講師】子どもの虹情報研修センター児童福祉司スーパーバイザー研修

本日は子どもの虹情報研修センターで児童福祉司SV向け研修の初日講義を担当させて頂きました。テーマは権利擁護。
福祉職としてはまだまだ若輩者の自分が児童福祉司SVを務めるような方々に何をお話すればいいか正直戸惑いもありましたが、弁護士でもありソーシャルワーカーでもあるという特殊なポジショニングだからこそできる観点からのお話をしました。
児童福祉司さんの大変さはとてもよくわかります。個人の力量以前の構造的な難しさにがんじがらめになり苦しんでいる中、研修として耳の痛い話もしなければいけないのは正直心苦しいところもあります。でもそれは目を背けてはいけない現実。
一方で同じソーシャルワーカーとして、弁護士ばかりが権利擁護の専門家のように言われたり弁護士の実践ばかりが目立ち持て囃されることには正直モヤモヤする部分もあります。だって児童福祉司も権利擁護の専門家でありアドボケイトのひとりだし、実際児童福祉司さんだからこそ救うことができている子どもや家族だってたくさんいるのだから。
だから、児童福祉司さんももっと自信をもってほしい。ソーシャルワーカーだからこそ、子どもや家族、様々な支援機関等との間での板挟みにあい、コンフリクトの中で悩まなければいけない。でもそれが弁護士には出来ない児童福祉司だからこそできる権利擁護でもある。
そしてそんな日々悩みながらも実践する児童福祉司さんを同じくモヤモヤした気持ちで見守り支えられているSVの皆さん。そんなSVの皆さんへの精一杯の労いとエールのメッセージをこめました。
 

f:id:kiwi250r:20211216230220j:plainf:id:kiwi250r:20211216230245j:plain

f:id:kiwi250r:20211216230304j:plainf:id:kiwi250r:20211216230258j:plain