弁護士法人ソーシャルワーカーズ設立宣言

私たちは、弁護士としての経験を重ねるなかで、法律だけでは解決できない社会生活上の困難をいくつも抱えた人たちに出会ってきました。

そのとき、傍らに寄り添い、伴走するソーシャルワーカーとともに、立ち上がろうとする人たちをみてきました。

力のあるソーシャルワーカーと弁護士が協働することで、その可能性は無限に広がるはずだと信じています。

しかしながら、ソーシャルワーカーとの協働は、弁護士業務のなかでごく一部にとどまっています。

属人的な側面も強く、十分な広がりがあるとはいえません。

本来、ソーシャルワーカーとの協働は、どんな領域でも、どこの地域でも、広く実践されるべきものであると考えています。

そこで、私たちは、弁護士とソーシャルワーカーの協働が、地域や個々の弁護士の活動を越えて、「普遍的に」展開されることを目指し、新しいスタイルの弁護士法人を設立することを決意しました(2018年4月設立予定)。

同時に、一法人の垣根を越えて、弁護士とソーシャルワーカーの協働のあるべき姿を議論するため、「弁護士とソーシャルワーカーの協働を考える会」を立ち上げました。

今後、定期的に勉強会を開催していく予定です。

関心がある方であれば、弁護士、ソーシャルワーカー、その他資格の有無を問いません。

多様性尊重の理念を共有する多くの仲間たちとの出会いを楽しみにしています。


弁護士法人ソーシャルワーカーズ」設立準備会 発起人
浦崎寛泰(弁護士、社会福祉士)東京弁護士会所属
平林剛(弁護士、精神保健福祉士)第二東京弁護士会所属
安井飛鳥(弁護士、社会福祉士、精神保健福祉士)千葉県弁護士会所属

※私たちは、弁護士である前に1人のソーシャルワーカーとして当事者に寄り添いたいと考え、法人名を「ソーシャルワーカーズ」と名付けました。