【宣伝】日本弁護士連合会 学童保育シンポジウム

来年1月13日に日弁連(日本弁護士連合会)としては初となる学童保育をテーマとしたシンポジウムを開催します。
私が弁護士登録したばかりの頃は学童保育は弁護士会の中でもほとんど見向きもされないくらいマイナーな扱いだったのが日弁連のシンポジウムとして取り上げられるようになるとは…
弁護士になる以前からこの分野に従事し続けてきた身としてとても感慨深いです。そしてこの企画を実現された日弁連貧困対策本部の愛子先生や篠田奈保子先生のご尽力には頭が下がります。
私も元学童保育指導員な弁護士、社会福祉士、精神保健福祉士で現在は児童相談所非常勤職員として子ども家庭福祉や児童虐待の分野に従事する立場として登壇させていただきます。
学童保育はもともと各地域毎の子育て世帯の自主的取組が制度化、発展してきた経緯もあり地域毎に形態や実情も様々です。
児童福祉法の中で規定はあるものの他の児童福祉事業とはまた異なる特色・文化を有しているため司法や児童福祉の領域の中でもこれまであまり統一的な視点で議論される機会もありませんでした。
学童保育自体の子どもの居場所としての意義や隣接する放課後等デイサービスや文科省の放課後子ども教室、民間のアフタースクール事業との異同、目指すべき学齢期の子育て支援のあり方についてこの機会に司法や福祉関係者の中で改めて共通認識を持つ機会にしていければと思っています。
余談となりますが私は現在、社会的養護やアフターケア、少年司法の分野に従事する中で学童保育との関連性を意識させられることが多いです。裏を返して言えば社会的養護やアフターケア、少年司法におけるより良い支援のヒントが学童保育の実践の中にあるのではないかと考えています。
子どもや若者支援に従事されている方々には広く参加していただければと思います。よろしくお願いします。
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