福祉的アプローチで取り組む弁護士実務―依頼者のための債務整理と生活再建― 弁護士とソーシャルワーカーの協働を考える会

昨年に立ち上げ細々と活動を続けてきた「弁護士とソーシャルワーカーの協働を考える会」初の書籍『福祉的アプローチで取り組む弁護士実務―依頼者のための債務整理と生活再建―』(第一法規)が来年1月に発売されます。発売前にも関わらず既にAmazonのランキング上位にあがっていて驚いています。
この本はどこか属人的、感覚的な取り組みとして扱われがちな弁護士による福祉的アプローチやソーシャルワーカーとの協働について可能な限り具体的に言語化を試みたものです。また弁護士とソーシャルワーカーの協働は主に刑事司法の領域を中心に語られることが多いですが、この書籍では債務整理という民事事件を題材として、より依頼者の生活支援を意識した協働実践を紹介する内容となっています。
私は主に福祉の支援からみた弁護士との協働という観点から論稿を書かせて頂きました。
基本的には弁護士向けの内容になっていますが、生活困窮者やギャンブル依存症の方等の相談支援で借金の問題に接することが多い福祉の相談職の方にもオススメな内容になっています。
弁護士は日頃どのようなことを意識してどのような手順で債務整理に関する案件を処理しているのか、どのようね点に弁護士の悩みポイントがあるのか、そしてどのようなところでソーシャルワーカーとの協働のポイントがあるのかを考える一助になればと思います。