子どものための支援機関、支援制度はたくさんあるけれど…

児相、市町村の家児相、児童家庭支援センター、SSW…と実は子どもを専門とした相談支援、ソーシャルワークを担う機関はたくさん存在しています。それぞれの役割も法律や指針では同じようなことが書いていていまいち違いもよくわからない。
ここに自治体独自の制度やケースによっては未成年後見人、こども担当弁護士、更には今後は意見表明支援員も加わってきます。 支援者にとってもわけわからないのだけど子どもからすればもっとわけわからないです。
なかなか法律に書かれた通りに綺麗に役割は分かれないし、事前に会議でどれだけ役割分担を入念に検討しても実際の本人との関わり、本人のニーズの中で役割が予定していたものから揺れ動くのもよくある話。
しかも地域によって、機関、団体によって当然仕組みも人も違うのだから得意不得意も変わってくる。他の地域ではこうしてくれたから、他の機関ではこうしてくれたからみたいなことばかり言っていてもはじまらない
そのこどもを支援するにあたってはその地域、その機関、そのチームでは何ができるかを都度ちゃんと話し合って理解し合うことが必要じゃないかなぁと。
これは誰の役割かみたいなことで押し付けあいや忖度のしあいをしていても仕方ない。
子どものために、子どもの声を聴くという役割はみんなそれぞれが担っていて、それぞれがそれぞれの持ち味を活かしつつ、苦手を補いつつやっていくしかない。