『弁護士が受けた100万回の殺害予告ー突然訪れる危機を回避する方法ー』を受講しました

ネットを悪用した業務妨害被害を受けた弁護士の唐澤先生と不当大量懲戒請求被害の北先生が講師の弁護士ドットコムセミナーを受講しました。

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昨年同じく業務妨害被害を受けた身としては共感する内容ばかりであり、また自分自身の被害状況や対応を振り返る機会になりました。

両先生が共通して指摘されていたことはたくさんの人に相談しひとりで抱え込まないこと。これは当時を振り返ってみるとできていなかったなと思います。守秘義務等が関係していたこともありますが

僕が被害を受けた際も同じくこどもや女性支援に従事されている同業の弁護士やソーシャルワーカーをはじめ、研究者や活動家の方々に大弁護団を組み助けて頂きました。

また弁護士会の業務妨害対策委員会からも悪質な業務妨害事案として対応して頂けました。他にもご自身も大変な状況にある中、人知れずそっと飲みに誘い激励をしてくださった方もいました。

振り返ってみればこうした方々の助けがなければ今こうしてこの場にいることはなかったかもしれません。一番つらいときに支えて頂いた方、毅然と怒りの声をあげて頂いた方々には感謝しかありません。

こうした業務妨害被害は業務上の利害対立する関係者からの悪質な妨害工作として行われることもあれば、陰謀論や正義にとらわれた全く無関係の人達の行動に巻き込まれる形で引き起こされることもあり非常に複雑です。

本来であれば被害を受けているご自身の状況だけでも大変なはずなのに同じような被害を産まないために果敢にこうした問題に立ち向かい、取り組まれている唐澤先生、北先生には頭が下がる思いです。

こうした問題は立場の弱い人達を養護する弁護士業務の根幹を脅かす問題であると共にまた弁護士業界に留まらない重大な社会問題でもあります。

現状、業界内ではこれらの問題はあまり知られていなくて、関心が高い人であれば知っているという程度に留まっています。残念なことに事情をよく知らないで加害に加担したり、被害を矮小化したりするような弁護士もいるのが現実です。

同じ業界内で足の引っ張り合いや後ろから刺すようなことしている場合じゃないだろと正直呆れる思いですが、まずは業界の重大問題である共通認識と助け合いが必要ということを地道に伝えて行く必要があるのかなと思います。

なかなか唐澤先生や北先生のようなことまではできそうにありませんが、僕もこうした被害経験を糧にしてこの問題に取り組んでいきたいと改めて思いました。