千葉県弁護士会『こども家庭庁」の名称を、「こども庁」に戻すことを強く求める緊急声明』について

被虐待当事者の風間暁さん達と取り組んでいるこども庁の名称変更問題に関して、千葉県弁護士会からもこども庁の名称に戻すことを求める声明が発出されました。

実際に風間さん達と一緒に取り組んでいて切に感じますが子どものためにあげられた当事者の声はとても弱いです。権威的な立場にある人達の声の大きさに伏されてしまったり、理詰めで言いくるめられてしまうようになってしまいます。

こども家庭庁設置法案提出以降、同じ子どもの支援関係の専門家からも名称変更それ自体について諦めの声や、家庭がつくこと自体も悪くないのではないかといった意見が述べられたりもしています。

そうした中でこうして専門家団体から声明が出され後押しされることは声をあげた当事者にとってとても心強いことだと思います。こうした動きが他会等でも広がっていってほしいです。

1月に千葉県弁護士会で実施されたアフターケアやアドボカシーをテーマとしたシンポジウムの中で、こども・若者のアドボカシーや当事者との協働の必要性等が議論され、弁護士会の中でもこどもを真ん中に、こどもの声を大事にしようとする機運が高まりました。

そうした機運の高まりが今回こうしてひとつの声明という形になったのが凄いことだと思います。今後もこどものために取り組む専門家中心ではなく、当事者の声をもとに、当事者と協働した形での取組が進んでいくことを期待します。

千葉県弁護士会会長声明
『こども家庭庁」の名称を、「こども庁」に戻すことを強く求める緊急声明』

https://www.chiba-ben.or.jp/opinion/093eb8b5a1120f4b62069435a3c209cfe92734b8.pdf

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