社会的養護経験者全国交流会オンライン2020

社会的養護経験者の全国交流会がこの3連休オンライン開催され僕もサポートスタッフとして参加させて頂きました。
最近は子どもアドボカシーをはじめ子どものための様々な施策、仕組みに関する議論がされるようになりましたがそこから聞こえてくるのは支援者・大人の声ばかりで肝心の子どもの声が聞こえてきません。それって結局、支援者・大人中心になってはいないか。都合の良い子どもの声だけ聞いて満足していないか。もっとたくさんの子どもの声を聞いていく必要があるのではないか。
そんな思いで僕も参加させて頂くなかで社会的養護経験者の皆さんの様々な声を聞きとても勉強になりました。当たり前のことだけれど社会的養護経験者と一言でいってもそのニーズは本当に多種多様なんですよね。家庭自体が様々であるように家庭養育や家庭的養育のあり方も様々なわけで。
あと交流会全体を通じて思ったのが支援者・大人たちは○○が悪いから…と誰かを悪者にしてそれを批判したり、その考えは間違っていると特定の正解探しの議論になりがち。でも、この交流会では誰かを悪者にするのではなく、ひとりひとりみんなが幸せになれる方法を考えていきたいという願いを共通して感じました。こういう願いが集まり世の中が良くなっていけばと思いました。
今回僕はサポートスタッフとしての参加でしたが、もっと支援現場の人たちも参加し対話できるような場があれば良いのにと思いました。交流会のパネルディスカッションの中でも指摘がありましたが子どものアドボカシーとそれを支える支援者のケア、両者の想いを共有する場がより良い支援の循環を引き起こしていくことが肝要なのかなと。更にもうひとつ僕の願いを言えば、社会的養護経験者ではないけれどしんどい子ども期を過ごしてきた人たちもいずれこうした場に参加していけるようになると良いなぁと思います。
交流会の実行委員、参加者の皆様、3日間お疲れさまでした〜。また会いましょう〜。

 

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