児童相談所と警察の情報共有についてのモヤモヤ

僕は警察との連携、情報共有については消極的な立場。理由はソーシャルワークとは異質なものになっていってしまうから。
児相からソーシャルワークを放棄するというのであればそれもひとつの制度論なんだろうけれど僕は嫌だな。
ところで消極意見の立場の理由として保護者との”信頼関係”という表現が用いられることにもモヤッとする。
ここでいう”信頼”という言葉の意味は日常用語としてのそれとは異なりソーシャルワークの根幹を基礎付ける要素として深い意味がある。専門用語でいえばラポールとか呼ばれたりするもの。実践の中ではより複雑な想いが込められている。
でも記事で用いられるとそうした意義が伝わりにくく軽く受け止められてしまわないか。だから「子どもより虐待する保護者との関係を優先してる」とか「虐待する保護者に信頼なんて言ってる場合じゃないだろ」みたいなピントのずれた反論を招いてしまっているような。
一般の人向けにも伝わりやすい表現はないものか。

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