社会的養護アフターケア事例検討会

先日は社会的養護のアフターケアに関する事例検討会を行いました。
 
各事業所から事例を持ち寄り司法福祉千葉モデル勉強会でもおなじみのPCAGIP法を用いた事例検討会。普段、千葉モデル勉強会で行っている事例検討会と比べてとにかくひとつひとつの事例が重たく感じました。
 
それはおそらく事例の当事者の子どもたちの生きづらさが伝わってきて、自分たちが日頃関わっている子どもたちの姿が思い浮かび息が詰まりそうになることも。その一方でそれでもアフターケアでの関わりの中で少しずつ彼ら彼女らなりのペースでの回復と成長の兆しが見えてくる。
 
・障害、精神医療、司法等に分類ができない課題やニーズ
・何をするかではなく何もしないことこそが重要となる支援
・地域社会に再び根付いていくためのお手伝いとしてできることは
・本人のペースでの育ち直しのための時間をかけた長期的な関わり
 
アフターケアで求められる専門性について考えさせられると共に、社会的養護のインケアの段階で求められるもは何なのかを考えさせられます。通常の講演会や研修会ではなかなか得られない濃密かつ多くの気付きや学びが得られた会だったと思います。
 
今回は千葉と神奈川のアフターケア事業所の合同で行いましたが、今後は児相職員さんや弁護士、他県のアフターケア事業所の方々も巻き込みながら細々と継続していきたいと思います。いずれは地域や関わる職種、領域も広げていければ。次回は3月頃開催を予定していますのでご興味ある方は御連絡ください。