『変なこと(アート)を仕事にする』に参加してみて

先日はこちらのイベントに参加してきました。
私自身はアートには疎いですし、アート関係の仕事をしているわけでもないですが、一方で最近、法律関係や福祉関係の同業者の中でアートやデザインの考えを業務に取り入れた素敵な取組がちらほら見られるようになりました。
それまでアート=芸術という程度の理解しかなかったのですが、今回、登壇者のひとりの森隆一郎さんが、アートというのが単に芸術という意味合いだけでなく価値を社会に伝えていく役割があるという話を聞いてすとんと納得がいきました。
価値を社会に伝えていくことってまさに私たちが弁護士としての権利擁護だったり福祉のソーシャルワークだったりで実践していることともつながる話です。
アートとしての変態性を突き詰めていくことが社会のより良い変化につながっていくのではないかという指摘もとても共感しました。これってまさに私がソーシャルワーカーズを通して実現したいと思っていることとも重なります。
余談になりますが今年、第一法規から共著で出版した「弁護士「好きな仕事×経営」のすすめ」も当初の企画名称は「変人弁護士本」で、変人弁護士の紹介をしつつそんな働き方をもっと広く広めて業界自体を変革していきたいというような思いを込めていました。
今回、登壇されていた方々も己の好きなことを突き詰めながら社会のより良い変化に挑まれていてとても素敵だなと思いました。
法律や福祉の領域で直面している課題や行き詰まり感もアートとコラボすることで打破していけるものがあるのではないか。アートとリーガルマインド、ソーシャルワークがコラボしていく可能性を感じさせてくれる刺激的なイベントでした。もうちょっとアート、アーティストの文化、言語というものに意識して接してみたいなと思いました。