児童福祉と精神医療・精神保健福祉の狭間

先日は千葉県精神保健福祉士協会の研修会に新人精神保健福祉士として参加。衝動性の高さ等からくる問題行動を理由に若い頃から精神科病院にかかり長期入院状態になってしまっている『ニューロングステイ』のケースに関する勉強会。
入院しても閉鎖病棟の中で投薬や拘束により衝動性を抑えるくらいのことしかできない。根本的には地域の中での日々の生活や家族との関わりを地道に重ねていくしかないのだけれど、そうした関わりができる受入施設が地域にはなかなかなく温度差も激しい。
福祉や司法的には入院させればひとまず安心、あとは医療がなんとかしてくれるという発想になりがちだけれど、実際のところは他機関に問題を丸投げしているだけではと感じることも…。結局病院が生活支援や家族支援まで丸抱えせざるをえない状況になっている。
そんな中でで地域移行や地域包括ケアという言葉ばかりが標語されている。地域が大事と散々言われているけれど、そこで想定されている地域って何、実際に今何ができているのか、こうした狭間のケースまで想定したエコシステムの構築が議論できているのか。
医療機関と福祉施設の間をぐるぐるたらい回しにあいながら疲弊していく若者の相談を受けることがあり対応に苦慮することがあります。
医療につなげば解決する話ではないのもわかるが、かといって福祉で受けていくにも限界もある。そんな葛藤を抱きながら右往左往する日々。
少年司法と児童福祉の狭間の問題も根深いけれど、精神医療・精神保健福祉と児童福祉の狭間の問題も相当に根深い。
精神医療や精神保健福祉だけではなくて本当は児童福祉や司法ももっと一緒になって考えていかなければいけない問題だなと改めて感じました。特に児童福祉はもっと精神保健福祉の領域と接点を持っていくべき。
また少年院や一時保護所が抱えている課題やジレンマとも問題構造が非常に似通っているなと思います。こうして日頃自分たちが行っている支援を別の機関、領域の観点から考え直すのは大事ですね。