前回に引き続き社会的養護のアフターケアに関する事例検討会を行いました。
千葉、神奈川のアフターケア事業所職員の他、自立援助ホーム職員、弁護士さん達が参加。今回も司法福祉千葉モデル勉強会でもおなじみPCAGIP法を用いて、千葉や神奈川のアフターケア事例に関して検討を行いました。
・危うさを感じながらも今は本人のトライアンドエラーを見守るしかない事例
・本人の変化と支援関係の移り変わりの中で支援者自身もまた翻弄され葛藤する事例
・産まれてから施設を出て少年院を出て刑務所を出た先までのその人の生い立ちや関りに想いを馳せる事例
・本人に選択肢や支援者がたくさんいることが悩みでもある事例
アフターケア事例を通じてインケアやアドボカシーの課題と限界、アフターケア機関の関係や構造づくり、更には司法や福祉といった枠組すら超えた人としての関わりのあり方なども見えてきます。
支援者としてなかなかアウトプットの機会が少ない中、こうして自由な雰囲気の中で事例検討をすることで悩みの答えが出るわけではないけれど、頭の中で言語化できていなかったものを整理したり、愚痴を吐いたり労ってもらったり、新たな気づきを得たりすることができました。僕も長年抱えていて振り返りをしたかった事例を皆さんで検討することができてよかったです。
今回も約4時間以上かけてみっちり事例検討を行ったので頭はとても消耗しましたが、不思議と皆さんエンパワーされて元気が湧き上がりまだまだ事例検討続けたいという気持ちでした
2回開催してみてこの事例検討会の仕組はもっと色々な形で開催していったほうが良いと確信しました。これも私にできるひとつの支援者支援の仕組みづくりかなと。千葉での開催が続いたので今度は神奈川方面での開催を予定。
社会的養護のアフターケアに関わる色々な立場の人を巻き込んでいきたいです。
アフターケア事例検討会もアフターケアが大事ということでカラオケ会場に場所を移してのアフターケア会笑。
歌詞がアフターケアを物語っている曲って色々ありますね。個人的にはソフィアの街が物凄いアフターケアの価値を物語っている曲だということに気が付けたのが収穫でした。