子どもの意向確認とは言うけれど…

実質的な選択肢は乏しく、時間的猶予もなく、気持のうえでも追い詰められた状況下でなんとか無理やりひねり出した絞りカスのような『意向』を前提として支援が組み立てられていくことへのモヤモヤ。

そしてあなたの『意向』なのだからとお決まりの自己責任。

本人の意向を尊重するのは大事だけれど、そもそも本人が明確な『意向』を持っていると思い込んでいないか。無理やり『意向』をつくらせてはいないか。

丁寧に『意向』ができあがるのを待ちたいのだけれどなかなかそれが難しい。だから結局うまいように『意向』を引き出す。この『意向』はいったい誰の意向なのか。そんな戸惑いを感じながら。