どんなことがあっても

以前に個人的に関わったことのある方の孤独死の報に接する。親類や友人との関係も断ち、支援も拒むようになり関係が途絶えていった方だった。いずれこうなる予感もあっただけに複雑な心境だが今はただご冥福をお祈りするばかり。

人ひとりの人生を他人がどうこうできるわけがないし、どうにかしてやろうなんて考えは驕りやエゴでしかないとわかってはいるけれど、それでもあの時何かできたのではないかと考えてしまう。

こうした出来事を経験するのも初めてではない。この仕事をしているとこうした形で人の死に接することは少なくなくその度に支援者としての限界を痛感させられる。

せめて自分が関わる子ども・若者達だけはそうした末路を迎えてほしくないと思う。だからどんなことがあっても彼ら彼女らを見捨てない。それが僕の驕り・エゴだとしても。

改めてそんなことに想いを馳せる。