【登壇】早稲田大学里親研究会「身近な大人が子どもの声を聴くってどういうこと?」

本日は早稲田大学里親研究会さんの定例会で子どもアドボカシーに関するお話の機会を頂きました。

今回は講演の半分は僕自身がどういったことを経験する中で現在の実践に至っているのか、その生い立ちや歩みについてもたっぷりお話してほしいというオーダーでした。

自分に焦点を置いてお話する機会というのは実はあまりなかったので僕自身色々と振り返る機会になりました。ヤングケアラー等色々な家庭のしんどさや自身のマイノリティさから辛い経験した子ども時代を経て、学童保育、弁護士、ソーシャルワーカー、フリースクール、子どもシェルター、児童相談所、アフターケア等様々な現場に携わり、様々な当事者と出会いながら変わってきたこと、変わらず続けてきたこと、そしてこれからの展望。

ただ、こうして自分を語れるようになったのはここ数年になってからのことなので、そういう意味では僕自身のセルフアドボカシーがようやく少しずつできてきたということなのかなと思います。

後半はアドボカシーの制度や実践に関するモヤモヤ。我が子のアドボカシーに日々思い悩まれている里親さん。

アドボカシーや意見表明支援についてはどうしても言葉が独り歩きしたり誤った形で伝わっている面もあり、それが里親さんにとって余計なプレッシャーや悩みになってしまっている面もあるようです。
参加されていた現役里親さん達からも深い頷きとモヤモヤが晴れた、気持ちが救われたというお言葉を頂けました。子どもに最も近い立場で養育されている方々の助けになることができればという思いで実践と言語化を重ねてきたのでとても嬉しいです。