千葉県弁護士会主催で日弁連人権大会プレシンポジウムを開催します。
今回のテーマは「子どもの見えない貧困」。メディア等でよく取り上げられがちな「貧困」の「貧」の部分よりも「困」の部分により焦点をあてて「相対的貧困」「理解されにくい貧困」の本質により切り込んでいきます。
貧困の子どもと言われると食べるものや着るものもない可愛そうな子どもがイメージされがちです。一方で私たち実務者が実際に相談の現場で接する子ども達は必ずしもそうしたイメージとは重なり合いません。それでは彼ら彼女らは「貧困」ではないのでしょうか。
なぜ「子ども食堂」等の取組で「貧困」の子どもとつながれるものとつながれないものでわかれるのでしょうか。
なぜ「貧困」の子ども達は地域社会の人々からは見えないのでしょうか。
そんなモヤモヤを一緒に考えてみませんか。
基調講演の目玉ゲストは現在絶賛ドラマ放映中の「健康で文化的な最低限度の生活」作者の漫画家柏木ハルコさんです。
柏木さんには「健カツ」に込められた想いや裏話、そして漫画家という立場から「貧困」の現場に取組、発信をする中で考えられていること等についてお話頂きます。
更にパネルディスカッションでは、千葉で子どもの貧困に取り組まれている中核地域生活支援センターまるっとの菊池謙さん、NPO法人ダイバーシティ工房の不破牧子さん、日弁連貧困対策本部委員の松宮徹郎弁護士にご登壇頂きます(恥ずかしながら私、安井も末席としてシンポのコーディネーターを務めさせて頂きます)。
千葉で子どもの貧困に取り組まれている方、子どもの貧困に興味ご感心のある方、ぜひご参加ください。
日時:2018年9月8日(土曜日)
13時00分〜16時00分
場所:千葉県弁護士会3階講堂
参加費:無料