【講演】金沢大学法科大学院特別講演「これからの弁護士の働き方〜司法福祉連携・福祉法務実践を中心として〜」

金沢大学の鵜澤剛先生のご依頼で金沢大学の法科大学院生向けに『弁護士の仕事』というテーマで講演をしてきました。
弁護士を目指す学生に対して弁護士のスタンダードからはかけ離れた働き方をしている私が話をしてよいのかという戸惑いもありましたが、法律からはかけ離れたところで仕事をしているからこそ感じる弁護士の仕事の意義や面白さをお話させて頂きました。
午前中は特別講義ということで『憲法ガール』の大島義則先生による憲法の講義と『憲法の流儀』の伊藤建先生による行政法の講義。さすが日頃から研究活動をされているだけあって実務家として聞いていてもとても勉強になります。
日頃から公法系の研究や裁判実務に従事されている方々が集まったので懇親会では公法に関する話題で盛り上がりました。奇しくも私が現在勤務している児童相談所でも憲法や行政法理論は密接に影響していて、憲法上あるいは行政法上の論点にぶちあたることもしばしばあります。
児童相談所実務に関する公法理論は他の分野と比較すると研究や裁判例の蓄積も浅く昨今の法改正にも追随しきれていないので、勤務弁護士として公法研究という観点からも掘り下げていく必要性を感じました。この機会に少し研究してみようかな。
 

f:id:kiwi250r:20220214001012j:plain

f:id:kiwi250r:20220214001028j:plain